新年の恒例行事

祖母と一緒に住んでいた頃、
新年とともに一歳年をとることを、小学校に入るまで普通だと思っていた。
誕生日は元日
元日に家族みんながひとつ年をとることを祝いあう
恒例行事だったわけです。


どんな古い家やねん?
と、思うかもしれないけど、
「家族のルールはそれぞれ」
と思ったエピソードです。

小学校の先生にお誕生日はいつ?
と聞かれ、
1月1日
と答える。
何で聞くのか、わけわからん みんな一緒やろ?
と思ってた。私のほうが わけわからん ってことだったようで。。。

家に帰ると、母に
何で、誕生日、間違えるんかなぁ〜??わけわからんわ。。。
と言われ
ホンマの誕生日を言わなければいけないことを初めて知った。
祖母に
うそついたらアカンってばぁちゃんが言ってたのに、1月1日が誕生日って、何でアカンのん?

と、言ったら、祖母は悲しそうな顔をした。
次の年から、家族はみな元日に年をとることをやめ、
ホンマの誕生日に年をとることになった。

新年の行事がひとつなくなった。


そのときは、あまり感じなかったけど、新年を迎えると思い出す出来事です