叫びと祈り

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

この小説は短編5編がある。

砂漠を走る船の道
 熱波、蜃気楼、陽炎、砂

白い巨人 ギガンテ・ブランコ
 スペイン 青い屋根 白い壁 風車 

凍れるルーシー
 ロシア 秋の夜露 
  この本の中で一番惹かれる話だ。
  
叫び
 密林 見えない恐怖 何に対し叫ぶのか 

祈り
 無機質な壁 忘れ去ってしまった記憶 何に対し祈るのか 

不思議な小説だった。
どことなく痛々しい。
それでいて、どうしようもなく前へ行かなくてはならない。

ミステリーズ!」新人賞作品
だが、ミステリーというにはちょっと違う気もする。
どの分野?と考えると、やはりミステリー。。。か?な?

あまり分野にとらわれないで、読みたいと思う。